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視界

恵比須顔の老婆 嗚呼、もうこんな時間かと時計を見、伸びをして欠伸をひとつし、いそいそと床に入っていた時が懐かしい。 それが今や、まともに眠れる事はない。安心して眠れるのであれば、全財産を差し出しても惜しくはないが、その財産なんて高が知れてる......

突き当たりの部屋

忠告 学食で遅めの昼食を取っていると、後ろから声を掛けられた。 声で何者か分かったが、一応礼儀として徐ろに振り向き「おう」と応じ、「早朝から用事でも」と言いかけた所で、声を掛けてきた藤澤はこちらを睨め付けつつ、僕の向かいの席に座った。余りの......

カストリ雑誌『あやかし』を入手せり

それは床の間の床下に置かれ忘れられていた 太平洋戦争終結直後の日本では、エロ・グロを主題とした大衆向け雑誌が雨後の竹の子のように創刊され、そして消えていった。それらの雑誌を総称してカストリ雑誌という。そんななかに『あやかし』という雑誌があっ......

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