ブルーのポリタンクMacの思ひ出

ブルーのポリタンクMacの思ひ出

最初に所有したMac

PowerMac G4 PCI Graphicsは15年以上前に中古で購入。確かその時点で、QuickSilverのG4が発売されていたと思うが、OS 9時代にOS 8.6を目当てに敢えて中古で購入。

当時は某出版社の某月刊誌の編集者で、DTPでは枯れたバージョンのOSやアプリがよりベターとされており(本当かどうかは知らん。なんとなく社内ではそう言われていた)、OS 8.xに、QuarkXPress 3.1(3.3だったかも?)に、AdobeのPhotoshop 5.5(バージョンはうろ覚え)、Illustrator 8(こちらのバージョンは鉄板)の組み合わせを敢えて揃えるための選択であったが、結局DTP用には使う事なく(アプリが買えなかっただけという話しだがw)、サクッとOS 9にバージョンアップ。

最終的にはOS9.2.2とOS XのJaguar(これはOSのみ単体で購入)のデュアルブートマシンとなった。この時点で個人的にネットの仕事もやっていたため、簡単な動画編集を行う必要があり「Final Cut Express」を使うためにOS Xを導入。ついでにOS X付属のiMoveも使用して試行錯誤したが、PhotoshopがOS 9側だけに入っており、動画の編集のためだけにいちいちOSを起動し直すのが面倒になって最終的にはAdobeのPremiereを買い、OS 9側だけで作業が終了できるようにした。OS Xなんてその時点では不要だったんだ!という結果に。

動画編集にあたっては、素材の保存先のためにATAインターフェイスカードと80GのHDDを2台追加。PC/AT互換機用のメモリがMacにも使えると聞けば、それを買いにソフマップに走り※1、PC/AT互換機用のVoodoo3 2000 PCIカード※2のファームウェアを書き換えて、3dfxが配布しているドライバを入れるとMacで使えるとの情報があればそれを実行し、安価にデュアルディスプレイ環境を構築したりと、ハードウェア面に大幅に手を入れた。

そして、デフォルトの電源ユニットでは流石にヤバそうだと情報を漁っていたら※3、これまたPC/AT互換機用の電源を一部加工すれば、PowerMac G4 PCI Graphicsにも使えるよ、とのを情報を見つけて驚喜したりと、今のMacの状況から見てみると色々と手を入れられる余地があったなぁと思う。それでも当時は、MacはCPUやロジックボード(マザーボード)からして独自路線だったので、カスタマイズ性がねぇ…と思っていたものだがw

ところで、2年位前に約10年振りに電源を入れてみたら、アイコンパレードが延々と続き起動し終わるまでに20分程度。フォルダを選択しようとマウスを動かしてみても、その動作にカーソルが追従するまで二呼吸、三呼吸かかる感じで、もはや…という状況であった。

残念。

  1. 確かこの時点で、Windows界隈ではDDR SDRAMが一般的だったはず。PowerMac G4 PCI Graphicsで使えた「PC100 SDRAM」は中古で投げ売りされていた。ちなみに、Apple純正メモリは今もだが、当時も高かったw
  2. PC/AT互換機用のVoodoo3 2000 PCIカードは、CPUがCoppermineのPentium III 733MHz(だったかな?)のGatewayマシン(第一期の日本進出時代)で、Diablo 2を遊ぶために購入したものだが、動画関係を始めた2002年頃には既にGatewayマシン自体引退しており死蔵していた。ところで、Gatewayマシンには元々BTOで選んだ「GeForce 256」が付いていたんだが、いくらVoodoo3 2000のAPI「Glide」に最適化されたDiablo 2とはいえ、AGP(GeForce 256)からPCI(Voodoo3 2000)のグラフィックボードにした場合、グラフィック的にはどうだったのだろう? う~ん、キレイになった記憶もあるが、実際のところ忘れたw
  3. 件の「Gatewayマシン」にHDDを2台(だったかな)追加したところ、いきなりシャットダウンするなどの症状が出て、色々と調べたところ電源が原因ではないかという事になり、その電源を見てみるとミドルタワーのPCなのにATXではなくSFXサイズの200Wのものが付いていた、という落ちであった。そりゃ容量が足りなくなるわってな感じ。そんなわけで、それ以降はこのMacにつても自作をするにしても、電源の容量を結構気にしてる。