仮想人間
- 2018-07-16
- 不可思議単発
本当は“仮想人間”では無くて、実在の人物がいるのではないかと思えるほど自然な振る舞いである。自分がプライベートで関わっているネット越しの人たちも、実際はこういったキャラである可能性を考えると、空恐ろしくなる。
本当は“仮想人間”では無くて、実在の人物がいるのではないかと思えるほど自然な振る舞いである。自分がプライベートで関わっているネット越しの人たちも、実際はこういったキャラである可能性を考えると、空恐ろしくなる。
スマホに夢中になって、信号機を見てなかったとかなら分かるんだけど、普通に横断歩道の手前に立っていて信号機も視野に入ってて、「青」のはずなのにその場を動こうとせず、点滅し出してから「あれっ、青信号だった」と気づく…。
ピッという音がして、ガコンという音と共に商品が出てきた。オカルト的な話などした事のない麻里の真剣な物言いに怖じ気づいて、今の自動販売機の音にも、私はちょっとビクッとした。麻里を見ると、彼女もちょっとビクついている感じがした。
パッケージには、「お茶の井ヶ田・喜久水庵」の「喜久福 ずんだ」を味わいをイメージした商品とのことなので、「ずんだ」をどこまで再現できているかと、試すつもりで飲んでみた。いや~、思っていたよりも「ずんだ」だった。
(決して自意識過剰なわけではなく)わざわざ私を探し出してまで声を掛けてくる。出立前どこに行くのか散々私に語っていた。そのくせその旅行に私を誘う事は一切しない。まぁ、A子に誘われても絶っっっ対に行くわけないが。
複数の動画がランダムに再生されるのではなく、ある動画を再生すると観る人によって内容が変化することがある。そしてこの動画が話題になると、少なからずの人たちがトリックを疑って色々と調べた。
「こんにちは。ちょっと通らせてもらうよ」道路に熊のぬいぐるみらしき絵を描いていたその子は、顔を上げ「こんにちは」と元気よく私に返すと、かわいらしい笑顔を見せた。私は、絵を踏まないように気をつけながら、女の子の横をすり抜けた。
「あのバス停のベンチにいる女の人、大丈夫か?」「バス停…?」と、放たれた言葉に間の抜けた返事をした僕。「冗談だよな?」と、心配そうな感じで聞いてきた。先ほどからバス停は視界に入っているが、女性どころか人影さえ見えない。
70kgあたりで、なかなか体重が落ちない時期に突入したのを忘れていた。その時は「あぁ、いわゆる“停滞期”だな」と分かっていたし、ここで焦って「追加した大回りルートだけを通ります」と、自縛してしまうと逆に挫折しそうだったので…
中学の同級生の名前を検索してみた。すると、とあるSNSのページがヒットした。掲載されている写真を見ると、当時の面影あるので本人で間違いないようだ。「友達」のところにも、見覚えのある名前がちらほらあった。