とある旅館
- 2018-06-22
- あやかし
先月、とある旅館に泊まったおり、自分一人しかいないはずの部屋に他の気配があるような気がして、深夜に目が覚めた。目の前には、陰影だけが妙に強調された何かがいた。慌てて上半身を起こし、その何かをまじまじと観察した。
There are no facts, only interpretations.
先月、とある旅館に泊まったおり、自分一人しかいないはずの部屋に他の気配があるような気がして、深夜に目が覚めた。目の前には、陰影だけが妙に強調された何かがいた。慌てて上半身を起こし、その何かをまじまじと観察した。
覚えがあるかも…。商店街の入り口の真ん中に立つ若い女性をあおり気味に、その頭上にある商店街の名称をあしらった大きな看板が映っていた。しかし、ゆっくりと記憶を辿る時間はなく、後ろ髪を引かれつつも身支度を調えると自宅を出た。
葬儀の際、遺影に異変が起きたという話があるけど、僕も確か6歳のころ父方の曾祖父の式で同じ様な事を目撃し、さらに不思議な声まで聞いた。
磁性体インクと形状記憶流体ナノマシンの組み合わせで彫られたタトゥーは、元々のハードルの高さと、未熟で悪徳な業者の横行によって、あっという間に廃れたらしい。そんな動くタトゥーであるが、このタトゥーにまつわる都市伝説をひとつ紹介しよう。
「あそこに見えるだろう? ほら、道路渡った向こう側の歩道橋の下、黒い上着を着てる太ってるあれだよ」と耳打ちされ、“あれ”と思わしき方向を横目で見てみるが、自分には云われているような人影は見えない。
1951年の2年前、1949年7月23日に起こったと思われる事件では、一家全員が殺害されていたため、事件の発覚が犯行から1日ほど経ってからだった。状況的にはクーパー家の夫、妻、夫の父親の3人全員がドウ家の4人と同じように解体され、ガラスの箱に詰められていた。
デスクトップPCの画面が乱れる 時々、デスクトップPCの画面にノイズが走るようになった。 原因を特定しようと色々と調べてみたが、時間的なものや特定のアプリを使った時、特定の操作をした時、といった規則性もこれといって見つけられず、ノイズが走っ......
見た事のある風景 ついこの間引っ越したんだけど、ようやくひと段落したので、夜中に「ストリートビュー」で近所に何か面白いものはないかなぁとチェックしてた。 それで、色々と徘徊してたら「見覚えある」という感覚が突然湧き起こって、なんかその先に進......
逃げられない 列車がトンネルに入った瞬間、通路を挟んで反対側に座っていた女性から、悲鳴とも呻き声ともつかぬ“声にならない声”が聞こえた。 いや、いくら通路を挟んだ反対側の近距離とはいえ、列車がトンネルに入った直後である。冷静に考えれば、トン......
箱詰めにされた死体 それは、1951年3月13日に起きた事件を受けて1951年8月10日にはじまった。当初は《集まり》《例の集まり》とだけ呼ばれていたという。 簡素な名称とは異なり、取り上げられる話題は、その地域全体にとって死活問題であるこ......