【Kenshi (v1.0.10)】街を根城に製作を行うもやはり拠点が必要になる時

【Kenshi (v1.0.10)】街を根城に製作を行うもやはり拠点が必要になる時

今までに計3回「拠点」を作る

当初は拠点を一切作らずにプレイしようと思っていたが、どうしても「装備は整えたい。同じ等級の装備で揃えたい」という欲望には勝てず、そうなるとモノによっては原材料をショップや戦利品だけで賄うには無理が出てくるもあるため、遠征の合間、合間に要塞門も防護壁もない状態で拠点を建設し、予定した装備が揃ったら都度解体という形式をとるようになった。

主目的は「鉄板」や「鋼鉄地金」の製錬・精錬。設置場所は、スクインの北東にあるちょっとでもスクイン側に寄ると建設・敷設が不可になる鉄鉱脈(小)が2つ並ぶ“空き地”。

全景はこんな感じ。右奥にあるスクインの街とそこに駐留する「鍛冶部隊」の名前が見える。

スクイン近くに構えた拠点全景

マップで見るとこんな感じ(マップはMODの「Nice Map [Zones + Zone names]」を入れている)。

スクイン近くに構えた拠点マップでみた位置

ゾーン名と境界線が記載された地図に置き換えるMOD

最初の建設は、バグマスター討伐を見据えて装備を揃えるためで「鉄板」を大量に必要とした時期。確かボルト[通常]を作るのに思っていたよりも鉄板が必要で(この後、ボルト[通常]は作らず「購入する」方針にw)、ついでにダスト盗賊、ブラックドラゴンニンジャ、バンド・オブ・ボーンズのそれぞれ拠点は制圧し「死亡」表示となっている状態で、こちらが拠点を作ったらどんなイベントが起こるのかも興味があり、ものは試しにと作った。

2回目は、バグマスター討伐(&シェク王国との同盟)直後で、対ホーリーネーション&大陸の南東部分にいる連中との戦闘を考え、これまでサブウエポンとしてきた「刀」を止めて「ショートクリーヴァー」への切り替えを図り、近接攻撃部隊のシャツは「鎖帷子(黒)」の“傑作等級”をそれぞれ用意(ハイブ系は「黒染ハイブ式鎖帷子シャツ」)して──と考えた時期で、特に「ショートクリーヴァー」の高ランクも揃えるとなると一筋縄ではいかなくなったからだ。

ネックは「鋼鉄地金」。あと「布地」も不足しがちである。

高ランクの武器を作るには、なぜか鋼鉄地金と布地が1対1の割合で必要となる仕様で、ショートクリーヴァー1本は32時間かかって鋼鉄地金と布地をそれぞれ「6」消費する。武器鍛冶担当者のスキルが「94」あるため“1.4倍速”で作れるみたいだが、逆にそれが仇となって消費が早い。

にしても、防具については材料の比率が結構細かく設定されているのに、武器についてはかなり大雑把である。鎖帷子(黒)では鎖帷子シート4.5に対して布地が0.9(製作時間70時間)、黒染ハイブ式鎖帷子シャツは鎖帷子シート2.5に布地0.5(製作時間39時間)という塩梅なのにだ。

収納容器そのものの大きさも、鋼鉄地金不足の原因になっている。25個までしかスタック出来ない割りに容器の専有面積が広いため(せめて「収納容器:装甲板」程度の大きさだったらなぁ~)、スクインの限られた場所に設置するには不向きで、事前に大量の在庫を抱えることができない。

布地の方は「生地入れ」がかなりコンパクトで50枚までスタックでき、ついでに「水耕栽培(麻)」を使って家で麻を生産しておけば「収納容器:麻」に250束まで保管できるため、まぁなんとかなる。農業に欠かせない「水」はスクインのバーや雑貨店で購入すれば余裕。水耕栽培が出来るようになるまでは、拠点で井戸を作って…という状況になる。

ちなみに、この時点で根城にしているスクインの街に所有している家は、元廃墟だった2軒のみ。購入できるプライベートハウス2軒を追加購入もできるが、なんとなく「そこまではいらないかなぁ~」ということで、そのままにしている。

スクインの根城としている家(1)内部

スクインの根城としている家(2)内部

仮に防具だけに限定して予定していた鎖帷子(黒)を12、13枚と黒染ハイブ式鎖帷子シャツを2、3枚と作る程度得あれば、ショップ巡回だけで原材料は賄うことが出来たであろう。防具鍛冶担当者2人のスキルは共に「95」なので、こちらも“1.4倍速”で作れ、大成功の確率が31%(だったかな)あり、“傑作等級”を数揃えるのに時間はかかるが、原料となる鋼鉄地金が不足する事はない(はず)。

ちなみに、鋼鉄地金の保管には「万能チェスト」も利用しているが(専有面積も狭く、収納力もこちらが上)、ココに入れてしまうと、専用容器でないため自動で鋼鉄地金を取り出して加工する流れにはならず管理が面倒になる。そういえば、いつからか自分の環境だけなのか、建築モードに移行して収納容器のカテゴリーを見ると、「万能チェスト」の表記がなく「万能保管箱」が2つある状態になっているw

というわけで、ショートクリーヴァーため当初はスクインはもちろん、ハブや近場のウェイステーション(Waystation)2箇所、アドマグ(Admag)、ヴェイン峡谷(Vain)にあるアドマグ近くのハイブの村(Hive Village)にも鋼鉄地金を買い占める部隊を巡回させたが、そもそも鋼鉄地金の絶対数が不足している上に単価も高く、ショップの品揃えが更新されるのも(確か、購入後)24時間経たないとダメなようで非常に効率が悪い。ハイブの村だけは商品の入れ替えが24時間ではないようだが、そこに行くまでの道程を考えるとやはり非効率。

そこで、ショップの品揃えの更新が8時間になる部分に注目し、「Shops have more items +」というMODを試しに入れてみたが、やはり説明にもあるように余計なものまで店頭に並ぶし、さらにレーションパックが50個もスタックされているのを見て「違うなこりゃ」ってな感じで外し、後述するメインウェポンの購入資金を貯める意味もあって素直に拠点を作る事にした。

ショップ(主にバーや建築、雑貨店)の品揃えが5から15倍になるMOD

  • 店主がより多くのお金を持ち、在庫の更新も24時間ではなく8時間毎になる。但し、通常販売されていないものまで常時店頭に並ぶためゲームバランスが崩壊する。
    shops have more items +

メインウェポンについては、自作できる武器ランクは(MODを入れないと)市販のものよりも低いものしか作れないため、某ブラック~に隣接するボロ小屋で「ガラクタ」を買い付けにスケルトン部隊を派遣。目当ての武器の“エッジタイプ3”が並ぶまで何日も、下手すりゃ何十日も出張してもらった。

尚、ボロ小屋の中にいたままでは品揃えが更新されない仕様らしく(検証したわけではない)、目当てのモノがなければ都度ボロ小屋を出て、酸性雨降りすさぶ嵐の中で佇んでガラクタが入れ替わるのを待つ事になる。まぁ、だからこそのスケルトン部隊!

先述の通り、武器鍛冶担当者のスキルは「94」で大成功の確率が49%もあり“エッジタイプ2”のショートクリーヴァーが近接攻撃部隊に行き渡るには思っていたほどかからなかった。

この時点で、“エッジタイプ1”の方はクロスボウ部隊に持たせている。ショートクリーヴァーは、“エッジタイプ1”でも重量が19kgもあるから。“エッジタイプ2”になると21kgになる。クロスボウ部隊はボルトも持つ必要があるため、少しでも総重量を軽くしたいという思いから2kg軽い“エッジタイプ1”を選択。

あとは、鎖帷子(黒)の数が揃うのを待って2回目の拠点も畳み、敵対しているホーリーネーションの領地を敢えて縦断しつつ、ワールドエンド経由でカニバル討伐に向かい、カニバルの賞金首どもを都市連合に引き渡した。その後、スパイダー工場やその先の古代の研究所まで足を伸ばし、帰りに寄った奴隷市場の酒場でヘッドショット(Headshot)さんとレイ(Ray)さんを今更ながら仲間に入れ、最後の最後にホーリーネーションの採掘場で解放した奴隷が3人仲間に加わった。

そうそう、シェク王国との同盟の時点でセト(Seto)さんが仲間になったところで、ちょうどバニラにおける仲間の上限である30人であったが、今後ホーリーネーションに囚われている奴隷を解放する事を考えると──ということで、仲間に出来る上限を増やすMOD「256 Recruitment Limit」を使い、現時点で部隊は総勢45名(含むペット)になっている。

仲間に出来る上限を増やすMOD

しかし、ただ単純に仲間の上限を増やしただけではつまらないため、通常は相手1人に対して同時攻撃できるのは1人までとなっているのを最大3人まで増やすMOD「Attack Slots x3」も入れた。同作者のMODには、同時攻撃人数が最大5人まで増やせるものもあるが、そこはちょっと様子を見て3人のヤツにしているw これにより敵からも3人同時攻撃される可能性があり、数で勝る敵と対峙した場合、意外とダメージを喰らっている感じ。逆にこちらが数で勝っていればさっくりいくけどね。

同時攻撃できる(される)人数を増やすMOD

3回目の拠点開設については、増えた仲間の装備の調達のためでもあるが、一番はクロスボウ部隊も、サブウェポンは“エッジタイプ2”のショートクリーヴァーにするのが目的。前回の遠征時に戦闘状況を観察してみると、クロスボウ部隊が近接攻撃時においても結構なダメージをたたき出しており、総重量的に2kg増えても殲滅力を優先させた方がいいかなと判断したから。

拠点近くに現れた飢えた野盗を「ショートクリーヴァー エッジタイプ1」で攻撃するクロスボウ部隊所属でハイブ ワーカードローンのNinaさん(スクインや拠点の近くなどボーダーゾーン界隈では、近接攻撃を鍛える意味もあって敢えて「射撃」をOFFにしている)。なぜか飢餓状態になっており、能力が抑えられていても一薙ぎで79~91のダメージをお見舞い! このあと、腐った生肉をキチンと取って貰った。

「ショートクリーヴァー エッジタイプ1」で攻撃するクロスボウ部隊所属でハイブ ワーカードローンのNinaさん

鉈武器が「20」で近接攻撃が「29」。まぁ筋力が「71」あるから、これがデカいのかも。さらに武器を「エッジタイプ2」に換装して基本性能が上がるとなれば、近接攻撃でもなかなかの戦力になると思う。

クロスボウ部隊所属でハイブ ワーカードローンのNinaさんの能力