キーボードの話
USB接続のUSキーボードを探してネットを巡る
たぶん2001年頃(かなぁ)、PowerMac G4を購入し付属のキーボードを使い出したが、キータッチが合わない。なんでこんなにキーが打ちにくいのか!とストレス・マッハの状態で、すぐに別にキーボードを追加購入する事を決意。キーボードを買いに走る事となる。
キーボードは、Win系のキーボードの方が総じて打ちやすいし、手にも馴染んでおり(個人の感想)何より安いため、あまり深く考えずにUSB接続で、JIS配列の109キーボードを買ってきてMacにつなげた。当時「USB」はまだ普及期で、Win(というかPC/AT互換機)の場合はPS/2接続キーボードの方が種類も売り場面積も、USB接続キーボードを圧倒していた(と記憶している)。ちなみに、MacというかAppleがUSB接続に率先して舵を切った(?)事もあって、サードパティ製のMac専用を謳う半透明のプラスチック筐体のUSB接続キーボードが、売り場の極僅かではあるが一定数を占めていたと思う。
そして、JISキーボードをMacにつなげた結果は。[Windowsキー]はMacの[コマンドキー]として機能したが、各種記号がキーの印字と実際に入力される文字とで違う事に気づく。そのため原因を色々と調べてみると、キーバインドがJISキーボードなのにUSキーボードと同じになっているらしい、ということが分かる。そして途方にくれる。Macの方はOS 9.2.2という事もあり、キーバインドの自由自在な変更なんて無理だったからだ。
この時点で、KVMスイッチを使ってMacとWinをひと組のマウス&キーボードで操作するという事も漠然と考えており、できればキーボードは共有したかったため、ダメ元で1万位したサードパティ製のMac用半透明USB接続キーボードを購入してみることに(当時の生活水準&価値観からすると、1万円もするようなキーボードなんてとんだ贅沢品w)。逆にこちらは、Winで使えるかどうか不明あったが、キー配列自体はWinのUSキーボードに近かったため、Mac付属のキーボードよりは遙かに“まし”と考え、最悪キーボードは2台机に並べる事も考えていた。
ままよとつなげてみると、キーボードはすんなりと認識され、素直に[コマンドキー]が[Windowsキー]として機能した。キーバインドはUS配列になったが、Windows 2000(もしかしてXPのどちらか)は、システムをいじってキーボードのレイアウトを「日本語キーボード」から「英語キーボード」に変更するだけで、キーバインドも変更できたため、使用にも特に問題はなかった。そのため、一旦は頓挫したKVMスイッチ「CS-104U」を介してMacとWinを切替えて使うという目論見も問題がなくなった。
ところが、1年も経たないうちにそのキーボードの「S」キーの軸が割れて、Sを入力するのに手間取るようになったw 元々、半透明でオモチャっぽい作りの(割に高いw)キーボードだったので、同じものを買うのもなぁ~ということで、今度はWin系のキーボードでUSB接続かつ、US配列のキーボードを探す事にした。
だが、なかなか見つからない。アメリカの通販サイトは当選のように扱っているが、当時は個人輸入なんて考えつかない事であったため、日本の通販サイトを探しまくった。
当時、Amazonはどうだっただろう。今なら迷わずAmazonを中心に探すが、結局Amazonではなく(朧気な記憶)一ヶ月ほど探しまくって、問屋か何かのアウトレット的な扱いのページでひっそりと売られていた『MITSUMI製USB接続のUSキーボード』を見つけた。
但し、ここからは朧気でなくガチであるが、見つけたその商品に飛びつく事はせず、メールでUSB接続であるか、US配列であるかの確認をし、言質を取った上で購入手続きをしたことを覚えている。1台3,800円位だったかな、2台購入した。
この2台の『MITSUMI製USB接続のUSキーボード』は、その後自宅と職場でそれぞれ使い倒し、2017年まで約16年間現役だった。
そんなわけで、キーボードはノートPCも含めてUS配列である。これは譲れない所だw その代償として、ノートPC購入時にUSキーボードが選べるのがAppleストアくらいしかなく、選択肢があまりないのが痛い。一応、Win系のメーカーでもUSキーボードが選べる場合もあるが、全機種でそれができるわけじゃないので(Surface Type Cover 2のUS配列も知ってるが)。
-
前の記事
現ファイルサーバは外付けHDDとNASの組み合わせ 2018.05.09
-
次の記事
Googleとモトローラ共同開発の「Nexus 6」のバッテリーが… 2019.08.18